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試奏したベースのインプレッション

MTD 635

コリーナボディ、1pcメイプルネック、ローズウッド指板。

さすがのMTD、6弦でも作っちゃう1pcネック気持ちイイー。ラミネート数が少ないMTDはブン回せる感覚がありますね。プリは少し足りないくらいの削る補正にしておくのが、他のパートも含めた最大多数の最大幸福でしょう(笑)。しゃらくせーズラ!わいはあんどりゅーぐしぇーズラ!ってのも全然好きだけどね。

さてMTDの私的絶対基準メイプルアッシュと比べてですが、ボディ材はコリーナなのでアッシュと違って一瞬ちょっと粘ってくれるんで、指弾きは表情がありますね。フレット数は21なんだけど、ボディ、指盤材はそれに特化している訳ではないのでスラップはそれなり。

でもアッシュメイプルに寄せようと頑張ると電気的になりすぎるんで、この組み合わせの強みを活かす調整が重要ですね。マホガニーボディみたいに、プルの音が奥の方でクゥンとなる感じもなく、ウェンジチューリップウッドのブキブキ切り込む感じでもなく、スラップはこのメーカーにしては地味じゃないだろうか。

何度も何度も言うけど相変わらず軽い個体なのは本当に素晴らしい。特徴ある弦を張った方がケミストリーが起きそうに思います。そういや全体的にVeilletteMartin Keithの楽器みたいな雰囲気があったな。

(2015/10/03更新)


ベースソロみたいなことなんて滅多にやらないし、たまには普通目のMTDでも。

ゴスペルも評価の高いMTDですが、音色以外に細かいフレーズの弾きやすさというのもある。

ハイを絞ってフレットノイズがならないようにペタッと弾けばこの通り。

かといってキメのB線はドスンとくるし、HI-c弦も含めた音色の一貫性もさすが。

どうやったって派手目かっこつけになる素晴らしいベースだよね(笑)。

MTDはこれまで全部違う人が弾いてる動画にしているんだけど、違う部分、同じ部分を注意して観てみると大変参考になります。

(2015/12/26更新)