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インプレしてもらいました その1 → 鈴木さん編

縁あって北海道のたーみーさんよりLAKLAND 55-94-DELUXEお借りできることになりました。早速感想を。

当然ですが、到着してケースを開けてしばし眺めた後、すぐに抱えてみます(笑)。音や性能とは関係ありませんが、僕は親指をネック裏に添えて弾くフォームのせいかネックの厚さが結構気になります。薄いネックは最初は弾き易いと感じますが、長時間弾いていると疲れてきてしまい、厚いネックはもう最初から拒絶反応が、、、その点、Lakland 55-94 DELUXEはちょうど良い。これは好印象です!

アンプから音を出す前に、アンプラグドでしばし弾いてみました。最初からかあるいは良く弾き込まれた成果か、いい感じで鳴ります。手持ちのベースと比べてみると、LAKLANDは左手から伝わる振動が特に心地良く感じます。ネックというかフレットが鳴っているような感じとでもいいましょうか、新鮮です。

生音はそこそこにして、いよいよアンプにプラグイン。音の第一印象は「クリスピー」そしてピッキングに対するレスポンスがとてもよいです。軽いタッチでも程よく反応して、強くピッキングすると良い感じに暴れます。でもどこかルーズさがあります。

このモデルの最大の特徴はシングル/ハムバッキングのPUレイアウトです。興味津々でさっそくスイッチをパチパチと切り替えてみます。リアピックアップがネック側の時は60年代JB、ブリッジ側では見事に70年代JBのニュアンスを掴んでいます。実際60年代JBと70年代JBをPU以外まったく同一条件で比較するのはほぼ不可能ですが、イメージしていた以上に音に差がありました。たった数センチで違う物ですねー!!

次に期待のハムバッキングの音ですが、Stingrayとは結構違っていました。Stingrayと比べるとやや固めでミッド少なめな印象でしょうか? まあ、あまりにStingrayの音を期待していたのでちょっと肩すかしな印象を持ったものの、実際のアンサンブルで使ってみると太くて抜けの良い”Stingray風の音”が作れて重宝します。

弦も何種類か試しましたよ。本文中に印象を「クリスピー」と書きましたが、実は、それ以上に基音がしっかりしていて音程感のある良い音がすると感じました。このベースの特徴と思っていたのですが、他の弦に変えてみて、F-Bass弦の影響が大きいことが判りました。F-Bass弦とのマッチングが楽器本来の個性をより良く出していると思いました。

で、数週間に渡って試行錯誤して、たどり着いたお気に入りのセッティングは次の通り。

(参考)アンプ TECAMP PUMA500、 キャビネット Bergantino HD-112

内蔵プリアンプがあまり積極的に使えてませんね(^^; 積極的にEQで音作りをしていこうとすると、どうもミドルが使い辛く感じてしまいました。

ミドルは250/500/700/850の切り替え可能で、この4つの中で選択したくなるのは500か700なんですが、500を選ぶとブーストしたときに低域まで一緒に上がりすぎて少々ブーミーな感じになってしまい、700だと今度は上も一緒に持ち上がりすぎてしまうというジレンマです。中間の600を選びたいところです。もしくはEQの効く幅をもっとシャープにして欲しい・・・。

ただし、これはフルブーストに近いセッティングをした場合の話であって、基本に忠実に、全体の音作りをアンプで行って、内蔵プリは微調整に使う程度であれば、全然問題ないです。とはいえ、同じ銘柄のプリアンプを搭載した自前のMTDはフルブースト付近も使い易いので、プリアンプが同じでもベースによって違うものだなーと実感です(もしかしてプリの特性が違う? 誰か教えてください)。

以上、1月以上に渡って、色々な場所、状況で試すことができました。本当にこれ1本で殆どの状況をカバー出来そうです。いやー最高の道具です。 正直欲しくなりました。

最後に。

当たり前の話ですが、楽器店での試奏でわかることは本当に僅かです。長期間自分の環境で色々と試して、徐々に見えてくることの方が多いです。なにより期間限定ということで近年にないほどよくベースを弾きました。貴重な体験の機会をご提供頂いたたーみーさんに感謝します。そして、なにより僕を信頼して大事な楽器を預けてくれた勇気に感服です。また機会があったらよろしくお願いします(笑)

(追伸)Lakland を購入しました

(2013/04/6更新)


JOを購入するときに参考にした動画がありました!

55-94はたーみーさんのとPUとプリが違いますが、音も結構違いますよね〜

(2013/04/13更新)