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試奏したベースのインプレッション

Ritter Okon6

6弦35inch、4.2kg、カンファーバール+スワンプアッシュボディ。

つい身構えてしまう高級メーカーですが、木目の見えるフィニッシュだったためいつもよりは気楽に触らせてもらいました。リッターとしては3本目ですね。

以前弾いたことのあるRoyaとはまったく異なるベースの印象で、ボディフォルムは結構厚みがあって男らしい。ホーンはアダモビッチとかもそうだけど、このくらい大きくなるとかなり存在感があるね。体に当たる部分のコンター処理などがちょっとJIRAUDに似た感じの印象を受けます。ホーン部分のカブトムシっぽさも、ジラウドの印象と共通してるね(笑)。

重量が軽い割にはダイレクト感が薄く、スカスカで遠くで鳴る感じ。スワンプアッシュの中でもあまり好きではない特性を感じるものでした。しかしボディもネックも均一に振動しています。フリーダムのデュレイクと似た印象ですが、それよりも鳴りは少し落ちます。

個人的に最も辛かったのが、ピッキングポジションで音があまり変わらないんですよ。表情がつけられない…まあ弾きこなせていない、自分と相性が悪いということだったんでしょう(笑)。楽器より弦が勝っていたのかなあ。早いフレーズよりは一音一音をしっかり弾いてあげるほうが良さが生きると思います。

(2017/05/23更新)