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試奏したベースのインプレッション

Freedom Custom Guitar Research Dulake 4st

TUNEのフレットレス化をお願いしたフリーダム。最近ライノの評判を聞くことが増えましたが、あえてこちらのモデル。やっぱオリジナルの製品のほうが弾いていて面白いしね。

仕上げは日本製だけあって気持よく、精度があっている瑞々しい雰囲気。見た目に宝石のようなキレイさでしたが、予想通りすごく重いです。そりゃ重くすればいい音するベースを作るマージンも増えるだろうよ(笑)。この重さはナシ! シェイプはマーロウロスコーの中間みたいな印象で、腕の中に収まる感じも不自然さは感じません。

ネックジョイントの締め込みシステムは素晴らしく、ちゃんと効果を体感できます。ただ好みに合うベストセッティングを出したらそれ以上いじらないので、こだわり派の人向けかな。OHLINSなど高性能サスペンションがついたバイクも、結局お店でベスト出してもらって動かさないって人もいるし、重要度はその人の性格に完全依存。

ただちゃんといじれる人は場面場面の対応力が相当高まると思います。個人的にはフレッテッドよりもフレットレスの方が絶対効果あると思う機構。自分もフレットレスはネックジョイントのセッティングいじって緩くしてますし。

そのシステムのレンチ径が小さすぎる所はちょっと見せ方が下手かな。10mmのヘキサゴンレンチにしよう。機構として大きいぶん分見た目に存在をアピールできるし、トルクをしっかり掛けられて舐める心配減るし、なによりデカイ六角はカッコイイんだぜ(笑)。weraの一番デカいの使う機会ないんだよ。まあ現実的な話としてトラスロッドと同じ4mmとかで共通化したほうがいいでしょう。

試奏で使わせてもらったのがサドウスキーのキャビなのでスラップなどは良すぎて実力がわからず。試奏用に良いベーアンを用意するのはもちろん良いことだと思うんだけど、何でもそれなりに聞こえちゃうアンプだと元の悪さをマスクしちゃうんで一長一短だなって話になりますね(笑)。PJB4~6発かBAGENDの12inch1発が試奏にちょうどいいです。

Marleaux、ROSCOE、Spector、Ritterなんかの雰囲気もあるんで、作っている人達は結構好きものですね、多分。楽器が工業製品的ではない国産メーカーのひとつ。会社に遊びに来てくださいよって言ってくれたり、ユーザーとコミュニケーションしようという意思が感じられるメーカーの姿勢には好感を抱きました。

(2015/10/24更新)


音のしっかりとした感じがまず印象的ですね。折り目正しくコントロールがしやすそうです。

EQをしてもいやらしくならないさじ加減ができてて和風料理さながら(笑)。同社のアウトボードプリもそうでしたよね。

全体域でバランスよく音の実用性はバッチリ。ハーモニクスもサステインも綺麗です。

抱えたところ見ると結構小ぶりに収まってますよね。ヘッド落ちもせず座奏の収まりもよく、これで重さだけなんとかなればね^^;

(2016/01/30更新)