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試奏したベースのインプレッション

Jiraud J-bass

ザ・カブトムシなフォルムがカッコイイよねのジラウド初試奏。お店の人も『皆さん食いつくんですよ、このベースに』とおっしゃっていました。やっぱ興味はあれどなかなか弾く機会がないのね、みんな。

鳴りは激ダルでしたが、売りのサーキットのおかげか、やっぱりスラップはキレるね。ここまでのキレは必要かどうかはわからないけど(むしろこのモードは指弾きで使うものなのかな?)。ダルでキレるというのは"大胆かつ繊細"みたいな面白い世界だと思いました(笑)。

写真だと大きく見えるけど、意外にもコンパクトな収まり。厚みはあるよ。ヘッドのエンボス加工も良い感じ。独特な世界のベースですね。Warwickみたいにウェンジとかウォルナットとか、アントラディショナルな木を使ったら、もっと面白そう。

というのも電装側のウェイトがとても大きく、それにあったボディ材としてアッシュやアルダーやメイプルがホントに最適なんだろうかと。もっと極端にステータスを振ったキャラクターを求めてしまいますね。期待を込めて、もっとバカになってください(笑)。

(2011/05/14更新)


ジラウドの動画はなかなか無かったから、資料的にありがたいです。モデルは違いますが、まあシェイプは似てるからいいじゃない(笑)。

決してローが無い、ハイがキツいというわけではなく、全域が良く出ていますよね。

結構弾き方というか、鳴らし方に忠実なので、例えばやりやすい例でいくと、プルを細く鳴らそうとすればそのように鳴ってくれるベースだと思う。その分クセを良く把握してコントロールしないとね。

指弾きの"ジャリ成分"と、"プン成分"(完全な造語)は、試奏したベースでもハッキリ感じました。

スラップは尖り過ぎてて使いづらいんじゃないかという印象でしたが、ボディに鳴りがダルい木材か、軽いスカスカ系を使用したら、面白い事になるんじゃないかと思います。ちょっとフルボディすぎなんだよねー。

(2011/07/20更新)