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試奏したベースのインプレッション

F-bass Custom Headless Bass 5st

古いF-bassにチャレンジ。これは5弦ですが6弦ならヘッドレスという選択肢も魅力的なんですよね!

…というかすっごい重いよ(笑)。元々のメーカーのイメージのせいか、5kg弱でも重く感じる。ヘッドレスでネックが短い分ボディ側にバランスが寄るのが普通だと思いますが、そのボディがとんでもなく重くて、まるで起き上がり小法師だよ(笑)。ネックが立つ立つ。ストラップを付けるとアラン・キャロンのような構えで納まりそうな気がしますが(もしくはイングヴェイ、キメ顔とともに)、座奏にはちょっと向かないですね。

コントロールも独特でワンオフ制作なのかもしれません。Qとブーストカットはやっぱりプリアンプとしてあるべき姿ですよ。もちろんセッティングはちょっと難しいんで時間はかかりますよ。スプリットコイルなのでスラップはより好みな感じがしましたが、音はというとまぎれもなくF-bassの系統(同じじゃない)でした。ボディが軽いやつだと、もっと振動してくれて楽しいんだけど、って結局普通のF-bassが好きという結論にまたなっちゃうな(笑)。それほど現行のスタンダードモデルは完成度が高いってことですね。

あとはソリッドカラーのボディだと凹凸陰影がセクシーに出て良いですね。塗装の弱さを考えるとコッチ系のF-bassも良いかもしれないよね。キメキメにならずに自然体でいけるのが逆に貴重なメーカーだと思うので、トップに豪華な材を施さないバージョンがむしろカッコイイ感じもします。

(2014/10/25更新)


アクティーボ、パッシーボ。

グロッケンクラングを使ってスラップするとこの感じって特徴出ていますよね。

上のインプレでも触れているけど今のBNはもう完成してるモデルで、いじるところがちょっと見当たらない程です。

試奏した個体のような方向を捨てたのも十分納得できますね。

全然悪くないんだけど他の可能性を捨てる事によってリソースを集中させるという作業は、高みを目指す上では必須なんですね。ケン・スミスもそうだけど。

もちろん器用貧乏とは言わないけど、ユーザーの無茶オーダーに付き合ってくれるメーカーはメーカーで世の中には必要ですよ(笑)! 選択肢は豊かさ。

(2015/04/11更新)