aspic-2

to Bottomto Top

トップページベース > Veillette Acoustic > ピエゾ出力大問題 その2

ピエゾ出力大問題 その2

前回の経緯から駆け込み寺のバーチーズへお悩み相談。千葉さんから「話聞いている限りウチで対応できそうな感じだから、もし良ければ持ってきてください」とのありがたいお言葉を引き出し(グヘヘ…)、早速楽器を送りました。まあみんな駆け込んでるから絶対なんとかしてくれると思っていたんだけど、ちょっとは自分であがかないと成長しないからね。

さて楽器を預けて数日後連絡がありました。齋藤さんがあれこれやってくれたそうです。技術料の発生する「あれこれ」どうもありがとー(笑)! 高度な知識が要求されるあれこれなんで、治るなら気持ちよく払っていきますよ。しかもオリジナル仕様を活かしたセットアップとのことで、もしコレでも満足できなかったらパーツを作り直せばもっとイケるそうです。でもそうするとこの楽器のアイデンティティに関わるんじゃない?との千葉さんのコメントに、オリジナルへの敬意を払うところが一貫しているナーと改めて思いました。そして気になる点を追加で質問。

「veilletteの件ですが、齋藤さんにやっていただいた内容は、弦交換の度にピエゾがずれて改善前に戻ったりしませんか? かなりの改善ということですごく楽しみなんですが、状態の継続性は心配ないでしょうか?ちなみに作業内容ですが、どのようなことをやったのか教えていただけますか? 細かい所や秘密のレシピはいいのですが、あのサドルの接地面を調整しただけで直りませんよね? どこをいじったり調整したのか、楽器を理解するためにも教えてほしいです」

ご回答は勉強になる内容でした。聞きたい?聞きたい?教えない!これだけで3時間はいける。いやーやっぱりコンディションは使用者の扱い一つなんで楽器のことを理解しておかないといけないし、一般論では語れない固有の問題については、こういった修理に出したときが勉強する絶好のタイミング。

戻ってきたヴィエレッテは渇望していたG線の音量がでます。ラインサウンドは扱いやすくなったし、RND517で生音と混ぜる際も他弦との質感の違いが本当に少なくなりました。嬉しかったですねえ。

これ以降はサイトーセッティング、バランスを崩すことのないよう、弦交換は特に慎重にやるようにしました。でも千葉さんからはそんなにデリケートな対処法ではないので他の弦を張ってももちろん問題ないと聞いています。気にせずガンガン弾いて、困ったらまた持ってくれば良いじゃんということだと思います。本当に心強い😘

(2019/10/24更新)