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dipスイッチのミドル周波数設定はドウスル?

Laklandのプリとして搭載されているBartolini NTMB-Lは、dipスイッチでミドル周波数設定が出来るようになっています。250hz, 500hz, 700hz, 850hzから選ぶわけですが、初めのうちはデフォルトの500hz設定で使用していました。LaklandのDanさんによると、250hzと500hzはブーストで、700hzと850hzはカットして使用することを想定している、という風にベーマガ書かれていましたよね。

それぞれの周波数帯に変更した時の感想を、以下にまとめてみます。

250hz

逆にハイ成分が耳に付き、カンカンとしたサウンドになってしまい、トレブルをカット気味にして使用しなくてはならない。なんつーか、押しがないっていうか、ブーストするとミョーに安い感じになるのが、いただけない。ベースアンプで使用する分には、ブーストする必要は無い感じがします。この辺が太いアンプっていっぱいあるので。

500hz

MTDの時に書いたように、ブーストさせるとパンチが出ますね。カットもいけます。各ピックアップのカラーが出やすく、扱いやすいミドル周波数な気がします。デフォルトがこの設定なのも、平均的に『いいとこ取り』な周波数だからかな?LAKLANDらしさは、700hzと共に良く出てくれるので、良いですね。

700hz

ジャズベ設定にすると、F-bass『的』な高レンジの腰高サウンドに。でもPUのジャズベ設定だけでなく、スティングレイ時にも合いますよ。PUをフロントに振ってプレベ風の使い方をする時は、音の押し出しが強くなる分、こっちの設定の方が、周りと馴染みやすいかな?

500hzに比べてアッサリしていますが、音に隙間があるバンドならこれでも十分じゃないですかね。ちなみにカットではなくブーストさせて使ってます(前回書きましたね)。

850hz

より腰高サウンドなので、ドンシャリな感じになりますね。ハイローをブースト、より強調させてsadowsky的なサウンドにさせるも一興。 ただ余り使わない設定です(サド派ではないので)。ブーストはイケてないです。

●まとめ

つーことで、実際は500hzか700hzで使用しています。ワタシの使用しているベースは55-94 DELUXE、アッシュ材のベースですな。一方のclassicはボディー材がアルダーですので、また違った設定になると思います(このブランドは、ボディー、ネック、指板、弦の音がそのまま出ちゃうベースなので)。

ちなみにNTMB-LはノーマルのNTMBと比べると、総じてハイ上がりなイコライジングになっていると思いますが、laklandは数年前からはBartolini採用を止め、自前のPUとサーキットを使う様になりましたね。嬉しいことにdipスイッチは引き継がれていて、275hz, 600hz, 900hz, 1100hzと、さら~に上寄りの周波数帯に変更されました。

多分これ、良い線いっていると思いますよ。明るいキャラクターをさらに推し進めたんでしょう。もしBartoliniの音色に飽きたら、これに変更することもアイデアとして暖めておこうと思います。今のバランスも凄く良いんですけどね(笑)。

(2009/04/30更新)