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試奏したベースのインプレッション
Padalka guitars Neptune bass
カニカニベースでコンタクトしてくれたSenJさん。試奏はおろか聞いたこともないメーカーのベースを貸していただきました。Padalka guitarsのneptune bassです。なんとこのサイトの現物!6弦ヘッドレスでファンドフレットと中々に役が揃っていますが(笑)、偏見なくまずは触ってみようじゃないの~。
🎸カニカニベース🦀 pic.twitter.com/0nYzn9SBA9
— たーみー (@aspic2com) April 6, 2019
🎸 @seesaw1060 さんからカニカニベース🦀でお借りしたベースですがPadalka guitarsのneptune bassというモデルです。初めて触るメーカーかつヘッドレスモデルですが、弦交換にチャレンジして無事完了しました😎 pic.twitter.com/etU1RQNgFP
— たーみー (@aspic2com) April 7, 2019
慎重にベースを開封してっと・・・まず弦が死んでいるのか反応がだるい印象。元はこのベースの標準弦であるカリム?というところの弦を張っていたそうです。楽器が新しいからかなあなどと思っていたりもしたんですが、今思えば振動の仕方が違うのを「鳴りのだるさ」と感じていたのかもしれない。F-bassのヘッドレスもこのような鳴り方だった記憶があります。ステイタスは…あれは特殊か(笑)。
とりあえず弦交換にチャレンジしてみることにしました。とはいえヘッドレスの弦交換なんて初めてやるのですが、Senjさんが公式の弦交換を解説した動画を送ってくれました。ふむふむ、Daniel Fernándezよりも簡単そう。挟んで回すのね。 弦は幸いストックがあったDingwallのステンレスでOKらしいので、それの頭とおしりを適宜切り落として張る。ちょっとLow-B弦がミスってナット上に段差が来てしまったかもしれないけど、長さ的にかなりギリだったので、初挑戦一発目でこれは仕方ないとしました。自分への判定がガバい(笑)。イモネジは六角レンチの2.5mmでバッチリ回りました。持っててよかったwera~。
🎸難しいイメージがあったけどイージーオペレーション。2.5mmのイモネジでロック。ロシアは東欧の括りで良いんだよね(笑)ミリ文化で。
— たーみー (@aspic2com) April 12, 2019
9pcのネックで6弦でヘッドレスでと揃うと、楽器が若いとはいえオープンな鳴りにはならないよね。それでもブンブン鳴るsmithに思いを馳せる(個体によるけど)。 pic.twitter.com/SyYO70bmn9
ヘッドレスのチューニングの安定性は巌さんも過去おっしゃっていたことですが、ほんとにすぐ安定して狂わないね。既存より優れたメカニズムなのが実感できました。当たり前ですが弦を交換すると音が生き返るので、バランスが良く聞き取りやすく鳴らしやすくなりますが、このベースをはコントロールがヴォリューム1個とPUタップしかついていません。
🎸ヘッドレスはチューニング決まって全然狂わないっていう話は本当にその通りなんだね😲 演奏中のチューニングもはるかにやりやすい。ネックの振動って意味ではヘッド部があったほうが有利かもしれないけど、全長が同じであれば同条件となるのであろうか? pic.twitter.com/9iGyBtXkbB
— たーみー (@aspic2com) April 13, 2019
🎸ヘッドレスのネック裏ってデザイン難しいね。ボリュートがあった方がすっぽ抜け辛いので、助かる人もいるでしょう。メイプル同士なのにベニアを挟んだのはなぜ?
— たーみー (@aspic2com) April 15, 2019
指板のマッカーサーエボニーはザラッとした感触が良いです。フレットレスでなければ普通のエボニーよりこっちの方が好き。 pic.twitter.com/lvtd03ezaL
はじめはパッシブベースかと思っていたのですが、裏ぶたを開けると3連トリムスイッチがあって、それぞれTMBをブーストカットで使用できる事になっていました。セッティングをイジイジしていくと、元のバランスがT/M/B=12/12/15時だったところ、11/15/10時に変更しました。Ash とMacassar Ebonyのボディなんでフルレンジで出てくるのですが、自分の好みで上下を少し落とした状態にしました。余談だけどマカッサルね、マッカーサーじゃない。
🎸アッシュらしく全帯域で鳴っていますが、やっぱりミドルをチョイ足しセッティングが落ち着きます。何ならベースはちょいカットしてる。 pic.twitter.com/T92b2himKi
— たーみー (@aspic2com) April 18, 2019
🎸キャビティ内はアルミ箔導電塗料でシールドっぽいですね。コントロールが少ないとシンプルにまとまってカッコイイ😍 18v仕様で電池の存在感スゴイある。蓋は磁石で止まっている上に機械施工としてもちょっとやり過ぎなくらい隙間がない精度(笑)。開け閉め楽で良いよね。 pic.twitter.com/DJdTuEMwqk
— たーみー (@aspic2com) April 19, 2019
🎸プリアンプはpike。このモジュールを別のものに差し替えてキャラ変えすることが出来るみたいだね。Q幅が広いのか、ブーストしてもクセを感じません。
— たーみー (@aspic2com) April 21, 2019
ブルベイカーでも誰でもいいからオンボードプリのモジュール規格化やってくれ😗 pic.twitter.com/1FJd5wZgjT
🎸トリムで3バンドEQの調整をするタイプ。オモテにはボリュームとPUのタップしかないとスッキリ。演奏に集中できるけど、でもストンプを置かないと曲調に対応できないパターンもあるよね。
— たーみー (@aspic2com) April 23, 2019
何故かノイトリックとg&hではカチッとはまらないジャック。スイッチクラフトでは試していない。 pic.twitter.com/cm8l1SxNC6
×マッカーサーエボニー
— たーみー (@aspic2com) April 16, 2019
○マカッサルエボニー
間違ってたーhttps://t.co/gl5GZ8XnCG
ストランドバーグとか系の人間工学に照らしたというか、昔ながらのボディフォルムとはかけ離れた形状をしています。膝に置くとヘッド落ちは全くしないです。特筆すべきはゲイリー・ウィリスよろしく股に挟んだときで、ハイポジションへのアクセスが最高。ベースを支えてる右足で微妙にポジション調整できるのがすごく便利。チューナー部のボディ形状がフィットするんだろうね。この点にバランスの旨味が凝縮されていて、ローポジションの弾きやすさはあまりないです。これはギターには最高かもしれないけど、「体がちっさな日本人(合唱)」には優しくないですね。少なくともベーススケール、しかもファンドフレットなら通常より長いわけで、この点もうひと工夫欲しい。
🎸ボディシェイプは詳しくないんだけどストランドバーグみたいな形でゲイリー・ウィリスみたいな股に挟むスタイルがしっくりくる。コンター加工もあるけどエラが張った顔してるから丸い感触ではない。ただメーカーが想定した演奏フォームから外れると途端に弾きづらくなりますわ🤔 pic.twitter.com/kEkMMBUAE8
— たーみー (@aspic2com) April 14, 2019
🎸5点止ボルトオン。前述のボディシェイプとフォームの話と同様、カッタウェイも十分考えられててハイポジションは弾きやすいです。弾きやすさに関係が薄い部分は思い切って加工が容易になるよう割り切っているっぽい。身体の辺りが優しくなくてゴツい印象になるのはこのせいだな。 pic.twitter.com/4MQGpKi2yx
— たーみー (@aspic2com) April 17, 2019
🎸カニカニベースでお借りしていたNeptuneとz2の立奏構え比較。ちゃんと撮れていなくて申し訳ない🤔 12フレットのポジションマークの位置が全然違うのがおわかりいただけただろうか? 持ち主さんと同様この構えではローポジションが遠すぎて弾きづらいですね。スケールの問題ではないかもよ。 pic.twitter.com/7LmLUAU946
— たーみー (@aspic2com) May 3, 2019
PUはAguilar Super Singles。Magicは感じないPUですが、PU単体だと「ここが欲しいよね」ってところは捉えているし、2PU直列にすると素直にハムハムしてくれるので使いやすいですね。音量バランスがフロント過多に感じたので270度ネジを回転させて落とし込み。シリーズ時の音色を少し変えました。フロント単体の魅力は少し失せたけどね。ファンドフレットは自分のZ2で慣れているので違和感はないですが、ネックの握りが超ごつい。そのおかげか全くネックが動きません。高剛性で、カニカニベースで届いてからネック調整の必要が全くない初めてのベースでした。トラスロッドはPU側からの調整でありがたいですが結局ノータッチ。キャビティーカバーと同じようにトラスロッドカバーを磁石止めしているのもイイね。
🎸PU間のポールピースみたいなのはフィンガーランプを付ける磁石かな? SuperSingle。 pic.twitter.com/y5SoAHqqIR
— たーみー (@aspic2com) April 8, 2019
🎸指板とトップ材が同じくエボニーかな? トップを塗装していないと肌触りが良いし汗とか吸ってくれそう。そうすると指板と同じような手入れが必要なのかね? さすがに借り物ではやらないけど(笑)。塗装物と違って仮に削れても手入れしやすいしね。 pic.twitter.com/FzME7eIXOd
— たーみー (@aspic2com) April 8, 2019
フレットは26まであってそこまで使ったことはないですが、でもシングルPUのということもあってスラップの音が良く、フレットが上まであってもあまり気になりません(音色)。もっとも生後半年で貸していただいたようでピカピカなのは当然なんでしょうがステンレスフレットを使っているのかなと思ってスペックを確認したらJescarのNickel。大好きなJescarポイント高いよ~。
🎸出張日。
— たーみー (@aspic2com) April 10, 2019
コントロールがVolとタップスイッチのみ、なのにアクティブという仕様。プラグが力を入れずとも外れるので、どこのプラグが調べよう。プリはpikeだけどウェブサイトを見ると3 leaf audioに飛ばされちゃう。吸収された? pic.twitter.com/VPtGUYKPcM
🎸ヘッドレスは寝かせてもネックが床に当たらず、浮いていて負荷がかからないのがイイね。新鮮。あまり余白がないデザインですね。 pic.twitter.com/BDQ3P2AAHx
— たーみー (@aspic2com) April 10, 2019
音についてはsingle PUの6弦という括りで振り返ると思い浮かぶのは過去インプレしたMichael Stevens Guitars SLANT6。汎用性は絶対Padalkaの方が高いと思います。味があるのはMichael Stevens。ただシングルPUはノイズは拾いますね~。メタル系での勝ち筋はベース単体では見えずだったけど、ジャズ・フュージョンなら得意じゃないかと感じました。癖がない音色だし、PUタップでかなり使い分けられると思います。じっくり探っていくと中~高音域はスミスみたいな音がする美味しいポイントがありました。それにしてもやっぱりEQコントロールは欲しくて、もっとこのベースを楽しむためにも何らかのストンプで補正やキャラ付けをしたくなります。
👺カニカニベースもそろそろ返却時期。いやー自分が慣れたせいか調整したせいかわからないけど、明らかに好きな音に変わった。ちなみに今年の雄武の毛ガニは4/10で終了だったらしい。20日間くらいの超早だね😮
— たーみー (@aspic2com) April 24, 2019
朝揚げた天ぷらを昼出してくる飲食店ダメー。 pic.twitter.com/od0KZ0QkRO
弾き込み前の個体を借りれることなんて中々ないと思いますが、借りている1ヶ月の間にも育ったような気がします。まだ特徴を掴むほどには経験値が足りないけど、ヘッドレスはヘッドありのベースとは鳴り方が異なることを確認しました。
たーみーさん企画のカニカニベースのカニが届きました pic.twitter.com/xAqoi3jBfa
— SenJ (@seesaw1060) 2019年3月31日
(2019/05/20更新)
Sithu Aye先輩のSkyeを撮りなおしました
— SenJ (@seesaw1060) 2019年3月31日
次はHypatia弾きます@Sithu_Aye pic.twitter.com/tZ9p3cpuls
実物動画があると楽ねその2(笑)。持ち主のSenJさん動画。音は歪んでいるので参考ということで。でもそんなに個性的な音ではなくて使いやすい素直な音であることはわかるのではないでしょうか?
アタックやロングトーンに大分表情がついてますが、実際はもっと薄味ですので差し引いてください。なおサステインはヘッドレス的な伸びがあります。
ファンドフレットの恩恵もあってか、弾く強さの調整にそれほど気を使わなくてもいいのはやっぱり利点。とはいえまだ弾き込み前ですから、育てていけばどのような音に変わっていくのか楽しみですね。しなやかさがないのはネックの太さも一因でしょうからキャラですね。
さて問題は右手手首の角度だよね。フォームを確認して無理がないようにしないと痛めることになる。やっぱり股に挟むか立奏しかないように思うなあ。ギターとは違うのだよ。
(2019/7/05更新)
- Padalka
- Padalka Neptune bass(2019/05/20更新)