aspic-2

to Bottomto Top

試奏したベースのインプレッション

Knooren HM6

これまた謎多きクノーレン。初めて弾いてきました。いいですね、ちゃんと楽器してる。独特の鳴りというのが少し感じられたのがうれしかったです。激鳴りTSCがインストールされていましたけど、それだけの影響じゃないと思うな。もしくはPlease call me プラシーボさん。

弾きづらくはないけど、ヘビー級の重量が無理で、少し疲労しやすいかも。ネックもボディもデカくてゴツいです(モジュラスに近い?)。ホーンがF-bass位伸びてくれているので、バランスはとても良いです。Platanusという木材はよく掴めなかったんですが、表面的にはパンと散らされるが、そこを通過すると鳴るって感じがしました。

本機はサーキットを後から取っ払ったパッシブでしたが、そうした気持ちもわかります。軽く弾けば軽く、強く弾けばドンと鳴る。インプットによって大分音が変わるので、強弱や弾き方で変化させるのが楽しいです。だからパッシブで!指で!コントロールしきりたいと(笑)。でもある程度インプットは稼いでやった方が、いい音で応えてくれるようでした。アクティブとの相性は絶対いいはず。

とにかくスケールを大きく鳴らせないとダメっぽいですね。この辺りからコントラバス制作者的ビルドアプローチなのか?と思ったり。つまり腕が要るってことです。でもゆっくりでも集中して弾くと上手く鳴らせたりするところがニクイ。なんだか『演奏者との距離感がお父さんなベース』に感じました。背中がデカイぜ。

(2010/12/16更新)


1ピースでスルーネック、ボディの貼り合わせも少なく、こういう音系です。シンプルっちゃーシンプルな鳴りですよね。

ちょっとxb-2の音を平らにコンプレスして、タッチの拾い方をシングルPUっぽくよりシビアにした様に感じますが、どうでしょうか?

これは電装周りのせいじゃなくて、木部やセットアップなどを意図的にそうなるようにしてそう。ちゃんと弾かないとちゃんと弾いていない音も出る、という引き出しのレパートリーな訳ね。

このボキャブラリーの多さは難易度に直結していますが、簡単にクリアできるゲームは面白くないし、記憶にも残らないでしょ。そういうベース。

(2011/04/12更新)