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試奏したベースのインプレッション

DINGWALL LSS5 Lee Sklar Signature

衝撃的な良さです。35inchのLow-Bより音が遙かに明瞭で、弾きやすいことが驚きですよ!37inchもあるのに・・・B線の響き一等賞(ホント素晴らしい!)。下は全く問題ない。その分ハイフレットの演奏性が馴染めず、慣れが必要かな?一方テンションの緩さからくる音色はいい!

こちらWenge指板+メイプルネックでしたが、やっぱ好きだなあ。この組み合わせ、やっぱり良いよ。ネックシェイプはIbanezみたいな細い薄いな握り応えで、なんだか頼りなく感じますが、これが絶対の自信がある代物だって言うから、わからないものです。

特筆すべきはフレットですね。ワタシは小さいフレット原理主義なので、マンドリン用でしたっけ?の細いフレットにはやられたなあ。フレットが打っていないような感覚で演奏できるので、ものすごく楽です。フレットの端の処理は当然丁寧にやってますが、指板端の丸くなく尖ってもいない処理に『あーすごい丁寧に作られているわ』と、思わずつぶやいてしまいました。

コントロールもばっちり使いやすく、パッシブで十分。歌伴には強烈にはまる感じでした。その分評判のグロッケンクラングプリは、どの位良いものなのか、良くわからずでした。イヤ、しっかり欲しいところに効いてくれてたケドモ、試奏時間のほとんどはLow-Cのオクターブを弾いては『ヤベーヤベー』言ってただけだったからさw。

ボディはアッシュアルダーのハイブリット構成とのことで、確かに中間的な感じがしないでもないけど、ソリッドカラーのアルダー的な印象が残りました。鳴りは明らかに軽かったですけど、そこがアッシュ成分なのか?シェイプは特にどうと言うことも無し。塗装はキレイだったけど、個人的にどうでも良いポイント。

それにしてもこういう自分の哲学で製作されたベースを弾くと、本当に楽しいですね。会話が出来るっつーか、『ほう、この課題はこうして解消しているのね、そういう考え方をしているのか』という発見が次々ある。DINGWALLを弾いた総括としては、『ティレルの6輪』。いくら速いと言ってもレギュレーションが違うから!みたいな(笑)。ギャグっぽさも似ているけど、実力は本物。ただキャラは決まっているよ。

Laklandより早く出会っていたら、これ買っていたと思いますw。色物じゃなかった…。

(2010/03/06更新)


Prima(かAFTERBURNER)だけど。レコーディング環境だけど。

でもアンプ直の段階で、こういうハイが目立たず締まった音だったよ。完パケで聞こえるような音が初めから出てるっつーか。リーランド・スクラーモデルはもっとリア寄りにPUが2つあるので、そういう特性の音になっていますが、大体こんな感じ。

スラップもちょっとだけやってるけど、動画のベースは箱鳴りっぽいニュアンスが感じられます。アルダー+ウォルナットなどのハイブリット構成かな?そんな音なのかな?

ピック弾きもいい音だったし、やっぱりいいベースだ。歌伴ばっちこーい!

(2010/07/09更新)