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試奏したベースのインプレッション

Philip Kubicki EX Factor 4

カニカニベースでPhilip Kubickiをお借りしました。訳解んないスペックがソソル~。

スペックはアルダーボディ、ラミネートが凄まじい32inchメイプルネックでエボニー指板。ピックアップとプリアンプはメーカーオリジナル。

そもそも購買層が違うけどさ、フェンダーとは明らかに違う方向性。リニアに鳴るのがストレス溜まらず演奏に集中できるから良いですね。楽器との対話みたいところは希薄。トヨタ車のような。弾いて楽しいかと言われればどうなんだろ(笑)。 サドウスキーとも違う仕事ベース感。

ネックは異常な多層ラミネート構造のせいなのか、フレットの硬さからか分からんけどグラファイトのような出音に感じます。第一印象がzonっぽい。ブリッジがヘビー級なのでその影響かな? と思ったらどうもアルミなどの軽金属で出来てるらしい。振動ロスが感じられないんだよねえ。もしくはメイプルボディのイーグルみたいなbc.richっぽさも。剛性感が高いように感じます。

スラップは楽しい音が出ないので向いていないよね。その代わりやっぱり指弾き最高で多彩な表情が出せる。ロスコーやスミスに似たキャラクターなのかも。フレットレスは良さそう。ピッキング位置で全然音が変わるし、ピックアップのキャラ分けはハッキリしてます(でもEMGではなくオリジナル)。加えてアクティブパッシブそれぞれのモードで別の音が出るから、まずそれで適当なものを選びピックアップブレンドやピッキング位置、弾き方で追い込んでいくタイプのベース。ベース本体ではなくより上流で音が決まる正統派のアプローチ。。

プリアンプはハイがすごく上の帯域なのでtiltっぽく積極的に使うのが推奨。ベースはその重心の調整で使う感じかな。mid dipも曲によって選択する理由がしっかりあります。ブーストオンリーなのでハイを落としたいならパッシブに切り替えて。ワタシとしてはとにかくピッキングニュアンスでかなり調整できる神経質なPUが気に入って好きでした。ごまかし成分はアルダーボディと塗装が担当してるのかもしれない。

エクステンド機構はドロップDまでとは運指が違うので逆に混乱しちゃったよ(笑)。Mötley CrüeのDr. Feelgoodみたいな、簡単にDが使える曲を弾く時に楽しいけど、便利とまでは言えず用途がかなり限定的。普通なら5弦ベースを出すよな。でも長いスケールで太い弦をブーンと弾く気持ちよさは最高だよ。 と思ったらもともとが32inchスケールで短い上にdrop Dにすると36inchになるの?! 普通のスペックにすると死ぬのかよ? そりゃ張り替えたライトゲージ弦だと大人しすぎるわけだ。マルチスケールベースを使ってるとこの辺の感覚(というか忌避感)が薄くなっちゃうね。

弦交換は話に聞くほど大変ではなかったけど、弦が馴染むにつれ延びた時に緩めて巻き取り直し締め直しが面倒なんだろうね。

ノブの高級感。金属ノブの質感はプラスチックとは比較にならん。自分のz2もtone stylerが入っていてトーンキャラクターを選ぶタイプなんだけど、金属ノブに変更しようかな?良いわ。

(2025/12/22更新