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試奏したベースのインプレッション
YAMAHA BB2000
🎸お盆休み。ここぞとばかりに趣味関係をやっていますが、カニカニベースでお借りしたBBを1時間弾いたところで弦換えなきゃダメだとなりました。boldのBかと思うほどしっかり太い音色がどの位変わりますかね? pic.twitter.com/RP6Y6Nrbmw
— たーみー (@aspic2com) August 8, 2020
🎸カニカニベースのBBを紐解いていきます🤔
— たーみー (@aspic2com) August 18, 2020
まずは全景。楽器はハードケースに収める方が素敵なので、ミッドレンジより上は付属品扱いにして欲しいよ。管楽器みたいに大事にするんじゃない? ホーンが短いですがバランスは全く問題ないです。スルーネックの恩恵もあってハイフレットの演奏性も良し。 pic.twitter.com/ZDxNi7SIhb
🎸ボディシェイプについてお尻が大きくネック側は小ぢんまりとしているんですね。全体の縁取りをするとxotic xb程ではないにしろ無理のないカーブをしていると思います。無骨なイメージだったんですがそういう訳ではないですね。塗装がナチュラルだと違って見えます。 pic.twitter.com/c7uD3BIyJV
— たーみー (@aspic2com) August 20, 2020
🎸PUはPJ…で良いのかな(笑)? フロントの音色がベースになると思います。リアはバーポールピースで今の基準でいうと汎用性は劣る印象です。でもミックスした場合は良い仕事しますわ。リア単体でトーンオープンは難しい。リア時にE弦の出力が小さいけどを張り替えた時にミスった? pic.twitter.com/CizqNmDwcM
— たーみー (@aspic2com) August 21, 2020
🎸コントロールはVolume、Tone、PU selector。両PUで色んなアルバムで聞いた音が出ます。合わせて弾くとそりゃハマって最高ですわね😎 トーンは終盤にかけてギュイっと効く感じでした。セレクターノブはレスポールやストラトに付いてるタイプが高快楽度だよね。 pic.twitter.com/jC02N2hOaG
— たーみー (@aspic2com) August 24, 2020
🎸スルーネック。ブリッジは台形なんですね。自社製作のパーツは見てて面白いです。リアPUのポールピースのRがなかなかですね😲 pic.twitter.com/q6dG6KwWQK
— たーみー (@aspic2com) August 24, 2020
🎸BBの系譜はインプレ時に確認してみるとして、お借りしたこのBBは2000というモデルですね🤔 大きいヘッドのせいでギグバッグがキチキチでした。laklandよりも長いみたい。ペグは現代の物より華奢な動作感でした。 pic.twitter.com/RwXMxQ3sPE
— たーみー (@aspic2com) August 30, 2020
🎸ジョイント部は今の時代のベースで見られるネック優位ではなくボディシェイプに引きずられたカッティングなんですね。時代的なもの?ボルトオンとの違和感はほぼ無くて弾きやすいですけど。 pic.twitter.com/iYWyPguoyf
— たーみー (@aspic2com) September 1, 2020
🎸ボディ裏には有名ベーシストのサイン。クロスで拭く時に消してしまわないように気を付けます😂 キャビティはすごく小さいですね。 pic.twitter.com/qvsbKeYu5Y
— たーみー (@aspic2com) September 1, 2020
🎸ネックは5pcで太め丸め、特に厚みを感じます。カニカニベースでは本当に珍しいのですが受け取り後のネック調整の必要なしでした👍 時代が付いていることも要因として大きいでしょう pic.twitter.com/FMhPEjGZhZ
— たーみー (@aspic2com) September 3, 2020
🎸ボリュートは均されていて形状確認できず。そういうやり方もあるんですね。ペグの曇り方に年季を感じるよね。そう言えばピックでは試さなかったですが多分相性良いと思います。ハイのギャリっとした音をよく拾ってたから。 pic.twitter.com/OBCI52h8hL
— たーみー (@aspic2com) September 5, 2020
👺今のベースと比べるとジャックみたいな細部も進化してきたんだなあと感慨深くなります。廉価な楽器でもコストダウンと音、クオリティの三角形を大きくするのに日々頑張っているんですね。80年代までは先行者利益で相撲を取るのが正しかったと思うし💁 pic.twitter.com/hWGZU1qrRK
— たーみー (@aspic2com) September 6, 2020
🎸大きいヘッドには塗装欠け多数。道具っぽさから貫禄あるわーと好意的に捉える向きある。 pic.twitter.com/hBDcOBAQT7
— たーみー (@aspic2com) September 7, 2020
🎸キャビティはこんな感じの省スペース設計。トーンのコンデンサーの事務的な面構えよ😂 pic.twitter.com/MrZZXYBStE
— たーみー (@aspic2com) September 8, 2020
BB_Shinさんとカニカニベースしました🦀 お借りしたのはYAMAHAのBBです。フェンダーギブソンリッケンをはじめ定番を全く通っていないワタシですので、ヤマハのBBも弾くのも初めて。40年脈々と歴史を紡いできたモデルなのでいっぺん弾いてみたかった。日本語で歴史をまとめてくれている方も多くいらっしゃいました。ヤマハ自体も無形文化財意識があり、近年のリニューアルにあたってテコ入れコンテンツも出ています。
このインプレでは過去試奏したTRBとは全然違うだろうし楽しみです。ところが先にネタバレをしてしまうとヤマハのベースらしさ、カラーというのは共通したものがあると感じます。
- 太い
- 暗めの音
- 居場所から出ていくと気持ちよくない
それぞれに見ていきます。
音色の太さ
まず確認してローが凄くあることにビックリ。ギブソン系か?!と思いました。スラップも太い。インプットは弱くても十分。強く弾いてもフレットノイズが増えていくだけであまり美味しくならない。ハイミッドのカリッとした音がでるので、爪やフレットの引っ掛かりをよく拾います。その分トーンは少し落としたほうが使いやすいのかも。千葉さん、BB shinさんも言ってた。
2000 は、トーンのポットがノーマルの国産なら "7" 位を基準にすると良いですよ。
— 千葉俊之 (@toshichiba) August 21, 2020
重心が低い音
塗膜の厚い鳴り方。スピード感があるが表面的。アイバニーズみたいな楽器とは真逆な鳴り方で、凄くカッチリ。でも弦だけが鳴るわけではなく振動エネルギーが木部を回っている感覚がある。フライホイールマスの大きなアメリカンみたいなトルク感。750ccクラスね。Ibanezは125cc。Dingwallは250かなあ。TRBやknoorenは1300cc。楽器が鳴ってミドルが出てくるまで若干ラグを感じる。これは先にリンクをしたヤマハの公式コンテンツでも書かれていた経緯と同じだと思います。それを受けて現代版はスルーネックからボルトオンに変更したらしいですね。
居場所から出ていくと気持ちよくない
BB shinさんのおっしゃっていた、
”フェンダーに馴染んでる人は「棹を御しよう」とする傾向がありますが、BBは「棹に寄り添う」事で本領が出ると思います”
は、まさに核心をついていると思いました。どうやっても動いてくれません。椎名林檎をコピーする時はそのものの音が出て最高なんですが、曲によって合わない音色の場合は調整幅があまりなくお手上げです。得意なことをさせないとダメなベースですね。
でもこのベースで演奏された曲がいっぱいあるわけですから「あの曲を気持ちよく弾きたい」という場合やこの音色でなければイカン!と最終形までイメージできている人なら全く問題ないでしょう。電装部をごそっと変えて使い勝手をよくしよう…って夢想する人は、初めからそういうベースを探すべき。BBは歩み寄ってくれません(笑)。
(2020/10/26更新)
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