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試奏したベースのインプレッション

Sandberg CAVM4

メイプルネック、ローズウッド指板、アルダーボディ。

いつ以来でしょうか、あまり話題に上がらないのにインプレへのアクセスはそこそこあるこのメーカー。楽器ショーに出展してた代理店の方が声をかけてくださり、久々に手にとってみました。オールドビンテージ風にダメージ加工してある、Pピックアップをフロントに、stingrayピックアップをリアに搭載したモデルでした。

結構不思議な弾き心地で、振動は柔らかいんだけど回路が締まっている音。ヨーロッパの楽器らしさが昔より上がってて嬉しくなります。練度が上がったか、もしくはショーモデルだったし気合が違ったのかな(笑)。全製品ほぼ手作業で製作しているのでオーダーしても価格が変わらないとのことでした。

Pの成分が強いのにルーズにならずヨーロッパ的な締りがある音というのはすごく面白いです。プリアンプはすごく人工的な艶っぽいハイと、湿度の高いベタッとしたロー。ところがこれがPUと合わせて結構癖になるキャラクターなんですよ。ハードウェアのちょっと安っぽい感じも愛らしく、とても軽くて悪くない楽器です。

(2014/05/05更新)


このアタックの感じと妙に整えられた出音。

フェンダーコンプレックスな見た目でこの嘘くさい音ってのがホントに良いと思う(笑)。

レンジは広くて現代的なんだけど、ちょっとヌルっとしてるよね。そこが好きでさ。

ちょっとDingwallの廉価モデルも似たような感じがあるかもしれない。

とはいえバランサーで音がはっきり変わるし、EQがバルやアギュラーなんかとは違うヨーロッパっぽい感じ。

しっかり個性があって鳴りも軽く良いベース。楽器ショーモデルってことで気合入れたのかもしれないけどね^^

(2016/01/23更新)