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試奏したベースのインプレッション

Cort Curbow 4st

はるか昔に1本弾いたことがあるかも知れないコート。その時は意外とシェイプが角張っているなと思ったんですが、この個体とは比較にならないだろうな(笑)。

面白いから弾いてみてくださいと言われたのでお言葉に甘えたのですが、全体に樹脂を含浸させた個体で、深緑~黒っぽい色をしています。強度はそれで確保できているからなのか、ネックも、特にボディは激薄。この件について、実はかねてからLow endのomというモデルに興味があったので食いつきました。

結論から言うとボディの重さ、大きさ、厚さって小さい値のほうが印象が良いですが、それも全体のバランスありき。全部が小さいとかどれかが飛び抜けて大きいとかも、相関関係はあるけど絶対じゃない。このベースは薄い、小さい、激重いというステータス振りでしたが、やっぱり弾きやすいベースという評価にはならないです(笑)。

鳴りはグラファイトものと似ていますが、嘘だろ?!というくらいコンプレスされた出音が最大の特徴。グリスしたって音程のみの変化で、音圧音色の変化なしと。強烈な違和感がありますが、メタルみたいな大音量バンドなんかでは安定してて使いやすいのかも。ピーキーさはシーンを選ぶと(強み&弱み)。七難隠すBartoliniが頑張っていますが(笑)、それでもベース単独では心躍るのはないね。実験的な個体で勉強になりました(笑)。

(2014/12/27更新)


動画を漁ると南米人っぽい動画が多数。向こうにシェアがあるのかしら?

音も価格帯もちょっとIbanezな匂いがしなくもない。あっちのほうが大分器用だけどね(笑)。

塗装がRitterみたいにチャレンジングなものもあるし、いまいちキャラが掴めないメーカーです。

昔30万くらいした記憶があるけど、一気に安くなったのはライセンスを売ったからなんだっけ?

今はエントリー向けの楽器作りがメインなんでしょうけど、試奏したベースはどっちだったのかなあ?

(2015/06/13更新)