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試奏したベースのインプレッション
お店に行く前に
では各論1。なんとまだベース弾きません(笑)。引っ張っていると思うかもしれないけど、実際に試奏する前にもやれることはたくさんあるよ。普段の生活を送りながらやっている話が多いので、ベースを買うまでの時間割を作ったら8~9割これかね。
予算を決める
予算をハッキリさせていかないと何も得られないよ。
むしろ候補を絞りやすくなっていいので、上限下限を決めていきます。後は以下の金言参照のこと。
「悩む理由が値段なら買え。買う理由が値段なら止めておけ」ってほんと真理だよなぁと、実践し始めてから思ってる。手が届かない物に関しては、予算の関係で妥協して代替物を買ったりしたら、後悔するからいっそ買わないか、目的の物を無理してでも手に入れる事にしてる。
— SUZU SUZUKI (@suzukyuin) 2014, 5月 1
目的を決める
目的をハッキリさせていかないと何も得られないよ。何をいくらでやりたいかは、ほとんどコレに限らず全ての事に当てはまるね。
同じブランドのスペック違いをチェックするとか、逆に同スペックの異ブランドをチェックするとか、6弦35inchでバルトリーニ以外とか、気をつける点やテーマを絞る。漫然と弾かないためでもあり、ノイズを減らして集中するためでもある。
お勉強のための試奏もする時があるけどさ、基本買いに行くわけだし、自分が求めているものは何なのかぐらいは楽器屋に行く前に掴んでおきましょう。
ネットで下調べをする
お店の客層やカラーは何となくわかるし、自社取り扱いメーカーは売り文句に一層色が付いているよ。またお店によっては全部絶賛でインフレ起こしていたりと、注意してサイトパトロールしてると色々気がつくでしょ。
この段階では、実は音そのものをチェックするよりは、周りのディテイルを頭に入れたほうが参考になる場合が多いです。そのメーカーやビルダーの歴史、得意なスペックや考え方、それを使用している人や音楽ジャンル、お店の偏りや在庫している期間など。
それから見た目も含めてイメージをふくらませ過ぎないように気をつける。ハードルをフラットにね。イメージがほとんど出来ていちゃうと、その実態のない妄想からのプラスマイナスで通信簿つけることになるからツマランですよ。大事なところはむしろ予想もしなかった点かもしれないし。下調べは文字通りなので、変な先入観をもたないように。やり過ぎに気をつけましょう。
試奏前に手を洗う
売り物なんで大切に扱いましょうという話。楽器の所有権はお店にあります。自分のものじゃないです。傷をつけるどころか勝手に触っていい訳もありません。仲間と来て展示してあるベースをいきなり無許可で弾き始めて、弾きづらいわとか言いつつバレないうちに元に戻している人を見ると『〇〇め』と思います。空欄を埋めよ 5点。
というかむしろ真髄は心構えなんですよね。神社仏閣いったら杓子で水すくって口を濯いだり手を洗ったり身を清めるでしょ。あれ物理的に汚れているからやるわけじゃなくて、精神的なものですよね。あれに近い。
ベースに対してそういうある種の謙虚さがないと、向こうは何も教えてくれないんじゃないのかね? もちろんお店(店員さん)に対しても同じだけどさ。
HOLDはしない
それからモノは試しと言いますが、ベースも弾いてみなければわからないので、ブランド名を判断の担保にしないこと。当然ホールドなんてできません。買わなければならなくなるプレッシャーの可能性を切ること。判断基準はフラットをキープです。
お店や世間の評判も究極を言ってしまえば何一つ関係がない。大人なんだから自分の体で試して自分の頭で考えて自分の価値観で判断しますよ。逆に言うと良ければ即買うつもりで試奏しに行くよ。もっともここまでやって気に入ったら、買いますというよりはどうか売ってくださいという心境になっていますが(笑)。
もし売れたら縁がなかったと諦めるように。続けているうちはチャンスはいつか巡ってくると思うよ。その時に同じ価値観のままでいられるかどうかはわからないけどね。
(2014/06/13更新)
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