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試奏したベースのインプレッション

Veillette guitars Arch Top 5st Fretless

フレットレスは興味があってもよく弾けないし、躊躇していたんですが、アーチドトップでよりアコースティックな雰囲気に惹かれて試奏しました。ヴェイレッテさんはこういうのが大得意なんだろうな、という雰囲気満点のハコモノですよ。

指でボディを叩くとコーンと振動する感じにニヤニヤ。ウッドブリッジと固定していないテイルピースの影響でか、弦振動の響き方が独特でした。ボディの見た目よりもずっと小柄で、軽量なモノを振動させているような感覚があります。しかしクゥ~ンとした鳴りというか食いつきはナイスですね。でも発音が遅い訳ではなく、普通に出ます。

端っこのボディ厚はソリッドものと変わらないですが、アーチトップなので高級な感じがありますよ。手には良く馴染みますが、アーチトップの頂点から自分のお腹までの距離は、普通よりありますので、箱物を弾いてる気分が出ます。あとラッカー塗装はポリ塗装と比べると、やっぱ有利。音も肌触りもね。

やっぱりピエゾにやや振った音色が軸でしょうが、コントロールはvol、バランサー、トーンの3つ。なんでだろ?veilletteのベースは、コントロールが少なくても本当に不自由しない。なお、D-TARのプリは初体験でしたが、ローの存在感が強力でした。埋められるようなローですが(これは良いですよ)、シトロンのピックアップ特有の太さもあるでしょう。

ただブラックナイロン弦を使うと、なんでもブラックナイロン弦の音になっちゃうんで、考えものですね。ダメなベースでもそれなりに持ち上げてしまうので、素晴らしい弦とも言えますが。

(2010/12/08更新)


単品で弾く分には大変ノーブルですが、ノブで積極的な音作りをすれば幅広いキャラクターを持っているのがわかると思います。これは結構基本キャラ。

サウンドに関してあまりこの動画からは伝わってこないですが、信頼性が高くもっとマットな質感です。

箱っぽさ、ありますよねえ。角張ったボディなのが良くわかると思います。軽くて小さいので、ほとんど気にならないですよ。

弾き心地は試奏してもらわないと伝わらないと思いますので、ぜひ試してみてください。この手のブリッジの、ボディへの振動の伝わり方は大変心地よいもので、好きですねえ。

(2011/04/22更新)