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試奏したベースのインプレッション

100100記念 まとめ

じゃ一旦まとめを。

演奏の上手さとどんなベースなのかを知る能力は全く違うもので、そっちの能力がある人が試奏の能力がある人ってことになると思う。なので、俗に下手な奴が高い楽器を買っても全然OK。上手い人が偉い人ではなく、きちんとお金を払える人が偉いです(笑)。強いて言うなら。

上手下手、弾ける弾けないって話もさ、結局しきい値をどこに設定するかという問題で、自分基準でこの人上手いなあと思っても、その人としては今日は全く弾けていないなあって感じているかもしれない。だからあまり意味のない話。ベース上手いですねえとか言われても毎回微妙な顔しちゃうよ。肯定するとその人下手って意味になりそうで『いや、そうですか…』としか言えないし(笑)。

似た話で、その楽器のポテンシャルを全て引き出して弾くなんてのは出きっこないですね。底が知れない。試奏しながら製作者の意図や想いの表面を舐めているだけだと思いながら…、でももしかしたら作っている人もよく分かってないパターンもあると思うよ(笑)。”できちゃった”場合もあるだろうしね。つくづく『楽器が上で人が下』だと思います。

さて自分が「コレだッ!」と思って買ったベースは、誰が何を言おうと正しい。貴方基準で絶対的に正しい。絶対的に良いものです。その時点においてね。だから周りの評判とかあまり気にしないで、気持ちに正直に自由に選んだらいいと思う。

ただ一方で、そのうち気に入らなくなってくることもあるけど、その感覚もまた正しいと。人はナマモノなので変化のスピードはベースの経年変化よりも速く大きいものだから、過去の決定に縛られる必要はなし。そうなったら他のベースに行けば良いんだけど、ただ良い楽器は一生使えるし付き合えると思うよ。好みは別として造りの良さって変わらないから。それがハイエンドに求めていい所でもある。素材の品質が高いと懐の深さも相対的に上がるから飽きにくいと思うけどね。

固定して使い続けてその個体のことがどんどんわかっていく過程が好きですね。楽器と会話出来ているようで。倦怠期を超えた先にも何かあるはず(笑)。

この後は通常コンテンツの更新が溜まっているのでしばらくそっち消化していきます。各メーカーまとめとアクセス解析なんかはそのうちやるかも。

(2014/09/21更新)