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Retro Instruments Doublewide II
評判の高い2スロットの高級コンプレッサー、Retro Instruments Doublewide II。チューブ製品への挑戦として試してみましたが、その評判通り素晴らしいコンプレッサーでした。
以前試したIGS One LAと比較してもノイズが全くと言っていいほど出ず、スラップの速いパッセージにもしっかりと追従します。ただ、あのIGS独特の「まったり」とした雰囲気(もしかするとあれは歪み成分だったのかも)はありません。その代わり、低音の量感は凄まじいものがあります。
「Singleモードはぺったりと均す用途」、「Doubleモードはスラップなどのトランジェント重視」と説明を受けましたが、まさにそのイメージ通りに使うと良い結果が得られました。Ratioの詳細は不明ですが、入力レベルに応じて自動的にイイ感じに処理してくれる印象です。確かに、どの程度インプットして針を振らせるかで掛かり方が変わっている気がします。
EBSのマルチコンプのように使い勝手が良く音が破綻しないですね...って言ってて醒めるわー(笑)。まさに「値段が10倍のマルコン」という表現がぴったり。シャア専用。
500PREと同じように、操作感としてはSingleモードの振り切り設定がDoubleモードのスタート地点の感じです。メーカーで同じ操作感作ってるのが好印象。特に指弾きでゆったりと掛ける設定が大変良い音。リリースの戻りさえしっかり気にしてあげれば、悪い音を作るのが難しいほどです。
基本的には音が膨らみ、柔らかく良い音になりますね。試奏後にA design EM-PEQへ繋ぎ変えたところ、急に音がスッキリして驚きました。やはりDoublewide IIを通すと、かなり音のキャラクターが変化するのだと改めて確認できました。どのパラメーターも変化がハッキリと感じられ、コントロールもしやすい非っ常に優秀な良い子ちゃん。
(2026/02/12更新)