Schertler side + bass
色があまり付かない、持ち運びが苦にならない、カーペット地じゃないこと。
という総合点の高さで、シャートラーを購入することに決定しました。結局ヘッドアンプも要らないパワードモニター的な解決になった訳です。価格や大きさも含めて、自分のライフスタイルに合った製品を買わないと後悔することになりますから、ベース程ではないにしろ、結構考えて選びましたよ。
本当は上に乗ってるsideだけで事足りたのですが、あんにゃもんにゃでウーファーのbassもセットで購入することになりました。千葉さんとワタシと二人がかりで自分を説得するのは、なかなか大変でした(笑)。
現行品はメッシュ地になっているのかな?これはモデルチェンジ前のグリルですが、こっちの方が好みなので良かったです。ブルーのLEDが点灯するので、ベースバディと重ねると統一感アリですね。スペックを確認すると、sideは
- ツイーター有り
- 180 Watts
- 13 Kg
- 40 Hz - 22 kHz
なんですがBi-amplifiedとなっており、150ワットをLow側、残りをMidとHi側で使うようになっているようです。よくわかんないけど(笑)。他と比較すると、出音については馬力がないため大人しい印象を受けます。かなり地味な子ですけど、でもそれが良かったんですよ。
EQも付いておらず、volのみ。音をそのまま大きくすることが設計思想なんでしょう。実はスタジオでは、ほとんどアンプのEQを調整することがない人なので、全く問題無いのです。ベース側のコントロールと弾くポジションで調整を取るような感じなので。
ではではもう一つのbassの方はどうかというと、
- 200 Watts
- 17.4 Kg
- 25 Hz - 200 Hz
こちらもVolノブのみです。2台使用する場合は、まずbassに入れて、担当外の200 Hz以上の信号をsideへ送る訳です。
sideも下(した)がない信号で処理に余裕が出て、より歪みの少ない発音が出来るというカラクリな訳だ(マニュアルにもオススメですみたいなことが書いてあります)。
グロッケンのアコースティックなんかと比べると、随分ウェットな出音に感じますが、サムダウン系はやっぱりbassを繋いだ方がリッチに鳴ってくれます。バランスはsideとbassそれぞれのボリュームで取る訳だけど、bassを繋いだからといって、音が大きくなる感じはほとんどないです。とても低い音域が濃くなるので、あくまで補助的な役割ですね。
だからsideでまず音を決めちゃって、bassのボリュームを丁度良く合わせるといった感じ。まあ普段使いならsideだけで十分です。
外見もどうですか。文房具のKing Jimから発売されてもおかしくない感じですよ(ジミ!)。
しかし色が付かないアンプだと、エフェクターなんか凄く使いやすくなるのでとても良いです。Adrenalinn IIIを繋いで遊ぶ時も、キックはいい音でズドンとくるし、アルペジエーターはモニターで聴くように鳴ります。歪みやモジュレーションも目に見えるようですから、気持ちいいですよ。モノラルですが実験的にPCモニターとして繋いでも素晴らしい印象。
物足りない感じもありますが、方向性は間違っていなかったと思います。スニーカーのように使い切れる予感。
※が!一時、味を付けたい欲求も沸いたので、マイクプリなどを調査してましたので、後ほどまとめます。
(2011/03/04更新)