その他の小物類
SKB 44RW
ミュージシャンでもなんでもないですが、飛行機でベースを運ぶことが多いので、いつもハードケースに入れて運んでいたのですが、なんと取り回しの悪いことでしょうか?こんな取っ手が付いただけの10kgもある取扱注意の箱を、延々持ち歩けるかいってことで、何か代わりになるようなモノがないか探していました。手がしびれちゃうよ。
sadowskyのセミハードのようなケースだって、飛行機に積まれてベルトコンベアに乗せられて流れてくることを考えれば、防御力はアテにならないでしょうからね、カッタイのが欲しい。
で、デビッド・ヒュースさんのページに載っていたSKBというハードケースメーカーの製品を購入。要はガワのみの製品で、ソフトケースごと入れて使用する感じ。いいところに取っ手が複数付いていてですね、
こういう金具でふたを止める訳ですな。南京錠も出来るようになっとります。
でキャスター付きでコロコロ引っ張っていけると。平地は圧倒的に楽ですよ。
このようにソフトケースごと格納する原始的な仕組みですが、シンプルな製品ほど便利なモノです。ネックに負担がかからないように、慎重に納めてっと。
厚みは結構あってsadowskyのセミハードでもいけると思うよ。ネック側には空きスペースが結構あるから、負荷がかからないようにいろいろな物を納めることもできる。ソフトケースのポケットにエフェクター+楽譜くらいなら問題無いです。
上下にはスポンジ敷き。かなりの厚みですが、衝撃吸収とズレ防止の為だと思います。
実際使用してみたところ壊れる
東京に持って行くので積込み。普通のハードケースと比べてとっても楽。この中に一式入ってます。空港内は結構歩きますので、恩恵受けまくり。
到着後のベルトコンベアも無事クリアし、ホテルにチェックイン。そのまますぐスタジオなので、下北沢まで移動。いやーキャスターが付いていると楽だ!ハードケースみたいに手が痺れないもん。
ここまではスイスイだったんですが、井の頭線を降りたら急に重い。なんだぁ~?と思っていたら車輪が取れてやんの!ノアまでけっこうあるぞ。
ドォォォリャァァー!と気合いで運び、スタジオに着いてからチェックすると、どうやら車輪を止めている六角が緩みきって取れてしまったみたい。フザケロ~。
キャスター片輪走行は難易度高すぎで、気をつけていても地面に接触し、削れてしまいました。そりゃ仕方ないよ、激込みの下北ですよ?
とにかく壊れた重いだけのSKBケースを持って歩き回るのは不可能なので、ホテルをチェックアウトした後は空港内のフリーでやっている手荷物預かり所に預けました。利用料はそんなに高くないですね、意外に使い勝手はあるかも。ただ場所が空港の外れにあるけどね。
ついでに調べたらコインロッカーもかなり大きいものが設置されていましたが、コレを入れるには高さが足りなかったです。
帰宅後にサウンドハウスのサポセンに連絡して、保証修理と相成りました。新しい車輪をつけて送ってくれるとのこと。ボディの削れは二次災害的なものなのでダメよ(こちらが悪い)ということで保証外。そうですか。
修理上がり
2週間くらいで修理上がり品が到着しました。ニュータイヤに変わったとのことで、ステップボードとかスケボー的タイヤになってました。柔らかめのゴムっぽい感じなので、衝撃吸収力は増してそうです。ねじ緩み対策でロックタイト使った方がいいかも。
ホントいい加減にしてくれ!って車輪が取れた時に思ったけど、でもいい製品ですよ。競合した製品が他にない、スキマ産業的な良い企画です。
(2010/11/10更新)