aspic-2

to Bottomto Top

トップページAPI500 series > Millennia HV-35 - ハイシステムよりレンタル

Millennia HV-35 - ハイシステムよりレンタル

まずLine。前に試したことあったミレニアですが、でも印象が随分違う。中域のしっとり感、というかヌメッとした質感は相変わらず感じるけど前みたいに嫌な感じはしないかも。据え置き機のTD-1をパワーレックで試した時はよくわからなかったんだけど、自宅環境で愛器で弾くと特徴が捉えられるね。500シリーズの本機でも特徴を感じられました。

続いてmic。とにかくLineとは段違いの水を得た魚感。マイクは良い! 他メーカーのHAでは全く聞こえなかった箱鳴りの奥のコーンとした部分を捉えてて凄い。音はすごく個性があって、音の芯をグリッと強調する感じ。ベースギターとして使うならちょっと鼻に付く嫌らしさがあるかもしれない。その場合ミドルを強く感じるけど、なぜか全体が暴れずまとまってくれてアコベでは楽です。あんかけみたいな機材だね(笑)。

でも521ZDTと比べるとハイがやや耳につくので、上の帯域を伸ばしているっぽい? クラシックなど倍音豊かな楽器が多いジャンルで重宝されるってのもそれを裏付けている印象。クキッというフレットと弦の軋む音が耳に残ります。それよりちょっと下の音がしっとり落ち着くのはアコギには良いのかも。

(2017/11/06更新)