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Chandler Limited Germ 500 MkII その2

また試したよ(一回目はコチラ)。実はチャンドラー全般、ライン入力であれば歪っぽさはあまり感じません。ベース直で極端なインボードプリのセッティングにしなければ、他の500seriesのモジュールと同様に高級な感じの音になりますよ。質感を大きく変えられるタイプの機材。明るめ倍音多めの楽器のほうが合う。つまりマイク使いたいよね~。

チャンドラーは赤青の両機種ともなんですが、スラップの痛いところは完全に引っ込む印象。Little Devil Pre Ampよりももっと上、そして下があるので結果レンジが広い。ゲルマニウムで歪ませて倍音が出ると言ってもギラギラとハイ上がりになっていくわけではなくて、刺々しくなくてとても整ったサウンドになりつつ(カラーが変わる)、なんですわ。これが肝。

THICKスイッチ押すと凄いローの膨らみ。アッシュダウンのサブソニックみたいな重低音が出てきて、はっきりとサウンドが変わります。ここまで必要かどうかはまだしも、これでしか出ない音ですね。ベースに限って言えば気持ちイイからオンでしょう、と言いたいところだけど、先に書いた通り出音のレンジが広いので担当の音域からはみ出さないよう注意しないとね。ゲルマニウムの歪みどうこうは忘れて、ハマるサウンドになるように現物合わせしていったほうが良いでしょう。

その際グリグリするノブのつまみ辛さ安っぽさは改善点だね(笑)。

(2017/08/23更新)