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RND 535

RND 517RND 517RND 517

このコンプに至るまでに2回インプレを上げています。一回目 二回目

まあ色々試させてもらって総合力で決まったよね。

オーナーズマニュアルによると色付けはハイレシオでタイミング最速でツッコミアゲアゲが一番色づくらしく、逆の設定ではクリアなかかりとのこと。

なのでLA2Aのようなネットリしたコンプの代わりにはならず、また歪みやパンチの感じが1176とも全く異なるので注意。

なんせ暗く重いキャラクターです。ただ使い勝手は素晴らしく実用的なコンプだと思います。

ワタシはベースしか通さないけど、このシェフは食材を選ばず和洋中の美味しいごはんをリクエストに沿って作ってくれます。ただ隠し味にうっすら醤油。器用ながらオレ風味を入れてくるタイプ。

もっと色付けを欲してきているので、カラーを引き出す設定をもっと研究しないとなあ。

近い設定を比較してみるとLA2Aに似せると、

ratio 3:1 (3(平均圧縮比)),
attack AUTO 5 ms (10 ms)
releaseAUTO T1 500 ms / T2 1 sec (50%のリリースまで0.06 Sec、 完全なリリースまで0.5~5 sec)
※カッコ内がLA-2A

1176だと
ratio 4:1 or 8:1(4, 8, 10, 20:1),
attack FAST 0.375 ms (0.02 - 0.8 ms)
release FAST 65 ms (50 ms - 1.1 sec)
※カッコ内が1176

ん~書いて整理して気がついたけど比較するもんじゃないね別だわ(笑)。まあ実用的な数値、設定になるポイントは被っていると思うけど設定値の幅は比較しても意味がなかったわ。

購入前に検討するスペック比較の一覧はこちらの下の方にに掲載しています。

比較でいうと隣のRNC500とはできますよね。

RNCに切り替えた瞬間にパッとクリアになって驚きます。逆はあまり気が付かないんだけど(笑)、535がいかにカラーリングコンプかというのを感じます。クリア系のコンプとの住み分けは最高。

パラレルコンプはベースに超重要だよってことをエンピリカルラボのコンプのマニュアルに書いてあった気がするんだけど、このコンプを把握したいのでほとんどwet100%設定でしか使っていないです。

150hzのside chainはあからさまにベースベースしてくれるので便利ですが、コンプ感は弱くなるので曲によって適宜使うようにしています。曲によっては使わないほうが重さを感じたりすることもあるので奥が深い。

レシオを段階で選べるのは良いと思います。無段階だとあまり数字を意識しないんだけど、これだとその設定を選ぶ理由を考えざるを得ないもんね。3:1や6:1みたいな他のステップ式コンプにない設定が楽しい。

FASTとタイミングスイッチは楽器によってお気に入り設定が決まってきそうです。だから一回傾向を掴めば早い。使えない設定って少なくストライクゾーンは広めなので音の好みの話です。

プリアンプもEQもそうだけど結構暗めの機材が好きみたいなので、次回は幅を確保するために明るいキャラクターの機材に注目してみようと思います。

(2024/02/22更新)