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試奏したベースのインプレッション

Knooren KN5

このメーカーって全般しっかり重量のある個体が多いですが、弾いた感じも重たいです。何と言うか船のような、クジラのような感じで音が進んでいきますね。最初のインプレ通り大きく弾く事をイメージさせられます(笑)。一漕ぎですぅーっと進み、微妙に力を加減して進行方向を変えたり。サンマの群れみたいにギュンギュンと機敏な向き変えは、出来るけどもさせたくない感じ。車線変更しまくりのリムジンはバカじゃないのかと。

ネックのゴツさはやはり印象的で特にローポジが太い。 弾き易さは正直ないけど、これがいかにもクノーレンを弾いてるって感じです。まあ太さよりナット幅が広いベースの方が弾きづらいと思うし。ボディ材もトチだ何だよりこのメーカーの組み込みのほうが大きく影響していて、多分どの材を使っても弾き手に求められる感じは変わらないんじゃないかと予想してます。MTDみたいなピッキングに対するお手軽さとは真逆に位置する感じですが、1pc材などプライ数の少ないデザインは共通してるのが面白いね(両方好きですが)。やっぱりこのハードモードな弾き味、クノーレンだなあ。

(2014/12/06更新)


このお手軽ではない響き、伝わるかなあ?

その分画一的ではない音が出てくるんですけど、この感じマニアックすぎるか。MTDと逆な感じよ、ざっくり言うと。

細かい違いが後に大きな差になって出てくる印象なんで、まあぱっと聴きでわかりやすさはないし、瞬間火力は求めちゃいけないと思います。

一音一音ではなくラインで、曲全体で、音楽の位置でと引いた視点で見ると、ワタシはどんどん惹かれていきますね。 スゴイと思うので。

その細かさが聞こえない=必要ないメタル系のジャンルでは、ギターと喧嘩しても勝てるMTD, Dingwall, Spector, Rickenbacker等実績のあるベースが吉(笑)。

(2015/05/23更新)