aspic-2

to Bottomto Top

試奏したベースのインプレッション

KR Guitars Bliss Bass 6st

時期が異なるタイミングでそれぞれ弾いていたので、セッティングや調整の妙を味わえた興味深い個体でした。

入荷したての頃の印象は、2つともリアピックアップなんじゃないかと思うくらい、帯域を絞ったミドル寄りの鳴りで、とても個性的でした。重量がかなりあり、優しく弾いても強く弾いても、それほど表情は変わらない印象です。6弦で工房っぽい見た目なのに、キャラはローファイに振っているのね、尖ってる。

…と思っていたら、しばらくして出戻りになって帰ってきてました。キャラが大分変わっているじゃないですか。今回試奏してみると、フロント、リアとも普通のベースのように『らしい』キャラになっていて、普通の感覚で弾けました。6弦なのでハイポジのメロディを弾いてみましたが、バランサーが真ん中でもちゃんとドンシャリクリアな音でした。

フレット処理など全体的に荒いイメージが払拭され、パッシブなりに前より音色の幅も広がってモダンなキャラに。キャラがしっとりしたのは重いせいもあるかな? なんだかアカ抜けましたよこの子。以前と比べるとPUがかなりボディに埋まり、かつ弦との距離がすごく近くなっている。セッティングでこれだけ音が変わることの証明ですかね?角が取れて少し寂しい感じもしましたが、普遍的な所への落とし込みも出来る実力があるってことね。

(2014/10/20更新)


ただ馬力系なベースであることは間違いないと思う。

やっぱりリファレンスはMESA BOOGIEのアンプなんでしょうか(笑)。

でもアンペグとかの濃い味とも相性良さそうな気がしますね。

試奏に使ったクリーン系アンプだと、スラップなんかは剛性の高さからかModulusみたいな感じでした。

まあ重いからなあ(笑)。

(2015/04/04更新)