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試奏したベースのインプレッション

MTD 635 Wenge + Tulipwood

ポプラボディ、ウェンゲネックということで、すごく好きな材の組み合わせです(ウェンジは指板だけでもいいんだけど)。毎回思いますけど、MTDは軽くていいなあ。 これならちょっと開いた時間でも手に取ろうと思いますよ、きっと。

21フレット仕様ということで、スラップがかなりイケます。バランスをフロントに振ってボコスコ叩くと、まーうまくなったように見えますよ。24フレットはメイプル指版+アッシュボディとかでやれば良いです。 MTDのこの組み合わせは文句出る訳がないし。

最高なんだよ、最高なんだけどここが歯がゆいって難癖ね。MTD全般そうなんですが、グシェー的なEQハイパーブーストさせるよりは、ノームさんみたいにアコースティック感とクリスピーなコードを楽しみたいタイプです。極論を言うとバルのPUやプリ取っ払って、アップライトベースに取り付けるようなマイクで音を拾ってみたい。

天然素材にこだわる料亭みたいな、 『おせん』みたいな所に行ってね、ドコドコ産の鮎、天然物でございますよと。塩にもこだわっていて、職人が塩田で作るミネラルたっぷりの素晴らしいお塩、これを一振りして召し上がって下さいなんて言われるわけですよ。この最高の素材を繊細なプロの技で仕上げた逸品、さあ味わおうと思ったら、松本人志みたいな板前が手づかみで、味の素をぶっかける。

いや美味いけどさ、出来ればそれ抜きのバージョンがいいかな~(笑)。というのがMTDの印象なんですよね。

(2012/04/07更新)


これは全く違うスペックだけど、ケンスミスと比較が出来るので。

MTDは材による音色の違いがよく分かるよね。バズがそれっぽい感じ。

で、このStephen "THUNDERCAT" Brunerとは誰ぞやと思って調べたら、Infectious groovesのTrujilloの後釜なのね。びっくり。

元はP-funk勢なのかな? 戦闘服も含めていいキャラしてる。

とにかく気持ちいいスラップも。やっぱインフェクシャスはこのメーカーのベースじゃないと駄目だよね。

尚、ウェンジネックならNorm StocktonかDavid Dysonで動画探せばすぐ出てくるよ。

音源探しなら宮さんの素晴らしいツイートもご参照。

(2012/06/25更新)