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試奏したベースのインプレッション
Citron AE5 Swallow 35 inch, Light wave
なんなんですかね、このシャレオツな感じは(笑)。イケメンすなあ。まあそれは置いておいて、35インチ17mm弦間の個体と、ライトウェーブブリッジ物を弾かせてもらいましたので、まとめて。
以前試奏したマグネティックPU付きの方のモデルであるAEの方と、楽器を構えた印象は変わらないですね。コントロールはvolのみなんで、顔はスッキリしてますし、サウンドホールの存在感はこちらの方があります。箱鳴りはそれなりですがアコ感はかなりあります。ピエゾ的な感じは思ったより出てこないので、苦手な人はいいかも。
Hi-c弦仕様で24フレットは、アコベとしては欲しい音域をフルカバーしてて、セットアップの素晴らしさもあってストレスフリーです。ブラックナイロンや、ブロンズなどの特殊な弦じゃないせいもあって、使いやすかったです。35インチな分サウンドの張りは強めなので、ポワンとした音ではないです。これは好みの問題ですね。
シグネチャーモデルなのでやっぱり一部に特化した印象で、スワローさんのようにサウンドホールからネック上あたりを、強弱それぞれでピック弾きとか、優しくコード弾きというのが、一番いい音がすると思います。ワタシは爪伸ばし気味で弾くタイプなのですが、深爪派の方は少し毛色が変わってくるんじゃないかと。ピンッとかポンッという倍音の効いたアタックが出ないと、もったいないベースかと思います。AEよりフォーカスされた楽器なので、弾き手にも色々求められると思う。
ライトウェーブの方は、反応の速さと調整可能なブリッジ、EQ、ネックの杢がエグイという利点がありますね(笑)。どちらのモデルも性格はそれほど変わらない印象です。ハウリングに関してはライトウェーブモデルはかなりシビア、17mm弦間モデルはほとんど気になりませんでした。生音はkinal位の音量のイメージで、低音の響きはあまり無いです。
個人的にはもっとユーザーフレンドリーな方が弾いていて楽しいので、ノーマルなAEの方が好きです。サウンドの幅もあるし、もう少し要求されるレベルが緩いのでね。
(2012/01/14更新)
スワロウじゃない人が弾いてる動画で。
このモデルがいかに標準的なベースと毛色が違うか、こういうジャンルを弾かせるとよくわかりますよね。
リバーブでごまかしても、箱モノじゃないとこういう雰囲気は出にくいし、ましてこのモデルはそういう部分に特化していると思います。
だからハマり具合がハンパねーと。ドラクエの城の音楽とか弾きたくなる感じですよね(笑)。
低音の締り、高音の上品さ、ピック弾きのアタック、箱鳴りの雰囲気。これらが調和して美しい音色となってる感じでしょうか。
(2012/03/10更新)
- Citron
- Citron AE5 Swallow 35 inch, Light wave(2012/01/14更新)
- Citron AE5(2010/12/23更新)