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試奏したベースのインプレッション

Godin A5 Ultra Fretted

ゴダン初試奏。見かけはロブアレンにも通じるけど(どっちが先か知らないけど)、マグネットピックアップは存在感があるねい。フレット付きのモデルです。

ネックは握りごたえがあって、全体的にガッシリしてる。ワタシは握りこんで弾きたい人なので、こういう系統は好きです。アコースティックトーンを目指したベースって他もそうなんだけど、ネックは太めに作っている気がするな。残念なことにフレットワークは非常にガサい!正直かなり印象が悪く、もったいなく思いました。フレット数も少なくハイポジもアクセスは良くないんで、まああまり上には行かないでって感じかな?

ボディはまだ鳴っていませんでしたが、ホロー感はちょうど良い感じ。重量は軽かったです。長ーい指置きも、あると便利かな?バランスをマグネットPUに振るとパワー感がありすぎ(音量が上がる)、ソリッド的なベースになりすぎちゃうので、ピエゾ中心での音作りになると思います。

ホーン部に位置させたコントロール系は操作が独特だけど、割りきった使い方をすれば不自由ない気がする。スライド式ってのがオンボードのプリアンプ操作の感覚としてないので、最後まで慣れなかったなあ(笑)。ただコントロールへのアクセスは、距離が近いので素早く行えます。普通のベースのようにお尻にあるよりも、合理的かもしれない。うむ。

ゴダンユーザーのジョン・マクラフリンの演奏を見てると、かなり細かくコントロールをイジイジしてますよね。結果ギターシンセと共に出てくる彼のトーンは素晴らしい訳ですが、このベースはマクラフリンのベース版をやらせたいんじゃないかなあ。後から思い出しても、ギター屋が作ったベースっぽい雰囲気アリアリでしたもん。

コントロールがあそこにあるとですね、今回は繋がなかったですが、GKコントロールのしやすさはピカイチだと想像できるし、弾きながら微妙なトーンコントロールも頻繁に行える。見かけからのイメージとは違って、どうもそこに集約される気がします。だからV-bassなんかとセットで試奏をさせてもらえるとより良くわかったかもなあ。

単品での戦闘能力は高くないですけど、組み合わせないと評価出来ないとも言えますね。『なあ!J・ガイルのだんな!』

(2011/01/26更新)


コレ系ってやってる本人はノリノリで楽しくても、周りはがそう思っていることはます無いよね(笑)。乖離現象だわ。

さて、エフェクトがいっぱいのっているとはいえ、ラインなんでそこそこ感じが出ていると思います。ピエゾっぽさとか、振動が殺され気味なのとか。

ギターじゃどうか知らないけれど、ベースでこういう感じなのは、あんまイカさないと思うよ。ダンエレ弾いてるようで、弾き心地はとても高いベースを買ったという感じがしないもん。

(2011/07/09更新)