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試奏したベースのインプレッション

Citron AE5

いやー理にかないすぎて、試奏後に唸っちゃいましたよ。ガッテンボタンが全て点灯ですね。非常に高いレベルの作りです。細かいところまで行き届いているので素晴らしいです。ハンドメイドの中でも一流です。作りのよさはもちろんですが、プラスして設計にキャリアを感じます。

マホガニーをくりぬいたボディはしっかりとした感触で、これより厚いと抱える感じになり、これより薄いとホロー感がないという、絶妙の設計だと思います。軽量でバランスも当然よい。ネックはしっかり握れる厚み(少しフェンダーっぽくもあり)。フレットや指板もマル、とか細かいところはどうでも良くなる総合点の高さよ。

弦は普通のラウンドを張ってありました。音はベースらしい感じを残して、アコースティック感が十分にあります。アコースティック/エレクトリックのちょうど真ん中なバランスに感じました。よりアコースティック寄りが欲しければveilletteを。

で、1PUとピエゾに3バンドで使い勝手抜群。ユーザーを演奏に集中するよう楽器が促してきます。コレ系の中では断トツにつぶしがきく感じで、見た目より遙かに実用的なベースです。ずばり使えますし、無味ではなく芳醇。豊かな気分になれるので、もうとにかく弾き続けたい。値段も含めて一個上のベースだな。

(2010/12/23更新)


試奏したAEモデルは、もっとマグネティックPU成分が入っているので、脳内修正してください。探してみたんですがスワロウシグネチャーしかなくてね。

ロングトーンでは間が持たないタイプのベースもありますが、これは逆に聴かせたい感じ。下の音域の張りと色気ですかね。

アコースティック構造のベース全般に言えますけど、アタックとその後の伸びが、色気があって何とも良いですよね。

フレットレスとは違った方向のこういう楽器も、もっと流行っていいんじゃないかなあ。中途半端な存在なのか?

フレット付きですんで一応すぐ弾けますし。 オススメです(笑)!

(2011/04/25更新)