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試奏したベースのインプレッション

Jerzy Drozd Barcelona 4

プロモの出来が素晴らしく力の入っているイェージーさん。想像するにバランスがよく小さいボディーのレギュラーラインは、いつか弾いてみたいですが、今回はバルセロナというパッシブのモデルを。

弾いた感じの印象はT'sさんのオムニに近い印象を持ちました。ナチュラルっつーか、真面目なパッシブ鳴りのベースっつーか。オムニはアルダーのすっと鳴るパッシブのベースなのですが、アルダーとスパニッシュセダーは近い感じなのかな?

でこの楽器の質感ですが、職人の心が伝わってくる納得のクオリティです。そこそこ色んなベースを試奏しているんですが、ちゃんと一軍レベルの造り。色んな所を触ってみても、死角がない。厚いとこ厚く、薄いとこ薄く。尖るとこ尖って、丸めるとこ丸める。それぞれが、いい塩梅なワケです。

どの程度どのようにどうやって塩梅するかが、そのビルダーのレベルとかセンスとかカラーなワケで。『このレベルは当然ですが何か?』っていう感じの一流さんは大好きです。やることやったその先に、伝わる感動があるんだろうから、ってことがわかってるよね(笑)。

で、実際ばっちり弾きやすいです。指板はフラット、グリップしっかり。ネックからボディまで、良く振動するベースでした。ボディも大きいようで全然気にならず。抱えた感じはボディの薄いペデュラみたいな感じ。

フロントピックアップがなんと言っても特徴ですね。太いんですが上品でパワフル。他では聴いたことない性格のものでした。一般的なリアPUに振った音作りではなく、このベースはフロントを軸に展開するんでしょうな。

しかしパッシブはね、んー上手く使いこなせないなあ。Omniと一緒でどうにも薄味というか、こういうキャラのベースが全然ピンと来ないんです。

(2010/11/29更新)


ミスったー!!この人こういう風に弾く人なんだ。こういう風に弾くことを想定したベースか。

全然予備知識無しで挑んでしまったから、普通に弾いちゃったよ。実力値の半分も出せてないわー。

ピック弾きの音、メチャ良いですね。ナイロン弦のギターみたいな音で、ディープなPU、アコースティック!

(2011/06/10更新)